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キツネくんの打算と誤算がここちよい『ともだちや』 [1・2歳から]

「えー,ともだちは いりませんか? ともだち いちじかん ひゃくえん!」
時間を拘束されるかわりに料金をいただこうという「ともだちや」の商売を始めたキツネ.好きでもない食べ物を強いられてうまそうに食べ,笑いたくなくても笑う,そんなサービス業の悲哀を感じさせる始まりですが,客であるはずのオオカミが料金の支払いを拒むところから物語が展開します.

もしかして,オオカミは,キツネよりずるかったのか?!

…あとは,読んでみてのお楽しみです.心がほっこりするお話です.

この絵本に出会ったのは,ラジオの朗読の時間でした.読み手のうまさもあったのでしょうが,リズミカルなともだちやの呼び声や,物語の展開に,ぐっと引き込まれてしまいました.絵本の絵もすてきで,しゅんとなったキツネの顔色の悪いことといったら,思わず笑ってしまうほどです.2歳のこどももこの絵本をたいそう気に入り,「トモダチヤ,ヨンデー」と持ってきます.


ともだちや

ともだちや

  • 作者: 内田 麟太郎
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1998/01
  • メディア: 大型本



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