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壁の絵に注目!『バムとケロのにちようび』 [3歳から]

先日,『バムとケロのさむいあさ』の隠れキャラの話を書きました.
それなら,この『バムとケロのにちようび』にも何かあるだろう,と思って探してみたのですが…ありました!
壁の絵にご注目ください.


バムとケロのにちようび

バムとケロのにちようび

  • 作者: 島田 ゆか
  • 出版社/メーカー: 文溪堂
  • 発売日: 1994/09
  • メディア: 大型本



雨の日.ちらかった室内を片付け始めるバムくんですが,壁から斜めに下がっている絵を,よく見てください.それから,次の1ページでバムくんが整えている絵を….なにかが違いますね?
その後も,この絵が出てくる場面がいくつかありますが,パラパラまんがのように,少しずつ内容が変わっています.さて,どれでしょう? 答えは本書を手にとって,ご自身で探してみてください.

ほかにも,ねっころがったりお馬さんに乗っていたりするスヌーピー似の小さな生き物(ぬいぐるみ?)やら,ケロちゃんが型抜きをしたカエル形のドーナツの行方やら,楽しめるポイントはいろいろあります.『ミッケ!』のように,ゆっくりじっくり絵を眺めて,発見してみるのも楽しいと思います.もちろん,探している途中でリラックスして,寝てしまってもかまわないわけですし.
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一人で寝るのが怖い子の気持ちを代弁している『こわがりのかえるぼうや』 [3歳から]

かえるのぼうや,ジェロームは,くらいところでひとりで寝るのが怖くてたまらないのです.ママと一緒なら暗い廊下も平気だけれど,ひとりぼっちでお部屋に残されると,周りの音が気になってきたり,頭の中でいろんな怪物を想像したりして,こわくてたまりません.泣きべそをかいて,パパとママの部屋に逃げ込んでしまいます.

お話の中では,パパと一緒に音の正体を解明してめでたしめでたしなのですが,こういう風に「こわい」と感じる気持ちを,ジェロームくんはよく代弁してくれています.「そうそう,だからこわいんだよね」と,読んでいる大人も思い出して,こわがるこどもにやさしくなれそうです.

作者であるキティ・クローザーは『小さな死神くん』という絵本も書いており,そちらもなかなか素敵な絵本なのですが,こども受けを考えると,そちらよりこちらかな? と思います.『小さな死神くん』は,大人が大事にしたい絵本のような気がします.


こわがりのかえるぼうや

こわがりのかえるぼうや

  • 作者: キティ クローザー
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 単行本



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隠れキャラクタを探せ! 『バムとケロのさむいあさ』のもう一つの楽しみ方 [3歳から]

バムとケロのシリーズは,自由人なケロちゃん(かえる)と,ちょっぴり保護者的なバム(犬)のコンビが繰り広げるゆかいで色鮮やかな世界が魅力です.でも,それだけじゃないって知ってました? 私はこの『バムとケロのさむいあさ』で,第3の人物,そして第4の人物を見つけたのです.

もちろんこのお話では,あひるのかいちゃん という第3の登場人物が出てきます.でも,それではないのです.表紙をよく見てください.凍った池でスケートをしている耳の黒い小さな犬がいることに気づきましたか?

よく見ると,各ページにこの犬がいるのです.寝ているベッドの中にも,顔を洗っている洗面台にも,外出時のポケットの中にも….

あれあれ? と各ページをよくよく見ていると,第4の人物の存在にも気づきました.「それ」は,いつのまにかバムとケロのおうちに入り込み,お茶を飲んでくつろいだり,プール遊びをしたりします.そしてまたこっそりと,森へ帰っていくのです.

「それ」は,この世の中の生き物と少し姿が違うのですが,どうもこのバムケロの世界では「おじぎちゃん」という名前で認識されている一般的な(?)生き物のようです.なかなか憎めない存在です.

さらによく見ると,湖にやかんをうっかり沈めてしまう「第5の人物」の存在も….

こんな楽しみ方ができるとは初めて知りました.もういちど,バムケロシリーズ,ぜんぶ読み直さなきゃ!と思っているところです.


バムとケロのさむいあさ

バムとケロのさむいあさ

  • 作者: 島田 ゆか
  • 出版社/メーカー: 文溪堂
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 大型本



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一歩先の展開が楽しみな『ヘビくんどうなったとおもう?』 [3歳から]

ヘビくんが木の上でおひるねしようとしてスルスルスルとのぼっていくと,かぜがふいてきて….ヘビくんどうなったと思う? ページをめくると「うわー!」,「アハハ!」楽しい展開がいっぱいです.繰り返しが好きなころにぴったりですよ.


ヘビくんどうなったとおもう? (みやにしたつやのえほん)

ヘビくんどうなったとおもう? (みやにしたつやのえほん)

  • 作者: みやにし たつや
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本



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はんたいことばが大好きなイタズラちゃんに贈りたい『さかさのこもりくんとこふくちゃん』 [3歳から]

「歩こう~,歩こう~,わたしは元気~(ぼくは病気),歩くの~大好き~(ぼくは嫌い) どんどん行こう~(ぼくは行かない)」
などと,トトロの「さんぽ」を歌うにも反対ことばの合いの手を入れてニヤニヤしているようなイタズラちゃん.そんな時期には,ぜひこの絵本を読んであげてください.

さかさにぶらさがっているコウモリの「こもりくん」は,なんでもはんたいことばにして口にします.友達が来たら「ぼくとあそばないでね」,おにごっこで「まつな まつなー!」.旧知の仲のねずみくんとは,それでうまく遊べるのですが,初めて出会ったかわいいフクロウのこふくちゃんにも,思わず「うわっ かわいくない!」と叫んでしまいます.泣きながら飛び去るこふくちゃんと仲良くするために,ねずみくんのアドバイスをもとにがんばるこもりくん.さて,どうなりますか….

ところで,ねずみくんは本当に仲を取り持つつもりだったんでしょうか?そんな疑問が残る終わり方ですが,ともかく,くすりと笑いながら楽しめます.


さかさのこもりくんとこふくちゃん

さかさのこもりくんとこふくちゃん

  • 作者: あきやま ただし
  • 出版社/メーカー: 教育画劇
  • 発売日: 2007/09
  • メディア: 単行本



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負け惜しみじゃないよ,ほんとにそうなんだよ;『とうさん まいご』 [3歳から]

ぼくがデパートで「おもちゃをけんきゅう」していたら,とうさんがまいごになった.しかたないなあ,探しにいこう.…という五味 太郎さんのゆかいな絵本です.ページがいろんな形に切り抜かれていて,かくれんぼを見つけるようなイタズラごころにあふれています.最後にはちゃんとオチまでついています.


とうさんまいご (五味太郎・しかけ絵本 (2))

とうさんまいご (五味太郎・しかけ絵本 (2))

  • 作者: 五味 太郎
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1983/08
  • メディア: -



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